TKCシステムとは何か?

 TKCの創業者、飯塚毅という税理士さん(故人)が主役の映画「不撓不屈」はご覧になりましたか? 飯塚先生は映画にありますように、徹底した国税庁からのいじめに耐え、完全勝利をする過程で、日本の税法や会計が中小企業を守っていない事を痛感されました。

 そして自らの手で国内はもとより地球上のあらゆる「税」「会計」に関する文献(飯塚先生の読まれた文献をもとに「財団法人 租税資料館」が設立されています。)のなかから「真に中小企業を守る会計システム」を作られました。これがフィールドオーディット(巡回監査)を基礎とした会計ソフトや会計帳簿、研修制度までを含んだ「TKCシステム」です。

 それでは改めてTKCシステムとは、何かというと、
1 財務会計システム(会計ソフトの提供)
2 税務情報システム(申告書ソフトの提供)
3 経営計画システム
4 管理会計システム
5 給与計算システム
6 オフィス・マネジメント・システム
7 TKC法律情報データベース
8 TKC全国会ネットワーク
9 TKC経営指標
10 起票指導ツール
11 税・会計研修制度
12 租税資料館
です。

 はっきりいってTKC以外の普通の会計事務所が備えている物は 1 財務会計システム と 2 税務情報システムだけです。

 嘘だと思ったら聞いてみてください。何故かと言うとどれも会計事務所が買えるような値段ではないのです。私は一時裁判関係の仕事にたずさわっていましたが、過去の判例を記した法律情報データベースを見に、土日と言えば桜木町の図書館に女房を連れて入り浸っていました。そのデータベース(当時はCD -ROM)や判例集を探し回り買いあさり、記しを付けたところを女房がコピーするという生活をしていました。
(余談ですが、現在自由が丘に事務所がありますが、本当は桜木町で探していました。しかし日曜日の場外馬券売り場がうるさくてやめました。)
 なぜそうかというと、CD-ROMが高いからです。年間更新料50万円するからです。その他、バラで購入した人の話を聞いてみると、3 経営計画システムと4 管理会計システムはだいたい400万円から1000万円で、しかもとても使える代物ではなかったと聞きます。

 飯塚先生はこれらを一括して非常に安い値段で提供しました。だから最初から使うことが出来ました。もし、ここで提供されなければ、私は一生決算申告屋だったでしょう。

 1の財務会計システム(FX2)一つとってもそうです。みなさんお気づきかどうかわかりませんが、ほとんど毎月更新されています。私は普通の会計ソフトを今まで五種類使ってきましたが、各々五年間使って一回も更新やバグ修正すらありませんでした。

 2の税務情報システム(申告書ソフトの提供)はもっと悲惨です。税法は毎年改正されますから、毎年新しいソフトが仕上がってくるわけですから年一回は更新されるはずですが・・・・・これ以上はちょっと言えません。私はここ8年はTKCしか知りませんので、最近の他社製品は知りません。但し、TKCは国税庁から新しいフォームが出たり、バグ修正はオンラインで修正し、年間12から15回は更新されています。

 なぜTKCがこういうことが出来るのか。はっきりいってわかりません。我々ユーザー側からはよくわかりません。ただし、「飯塚先生の作ったTKCは文化が違う」と言うことをまずお伝えしたいのです。