貸倒の税効果 [簿記2-22]

松葉です。

今日も、貸倒についてやります。
↓前回配信分は、こ・ち・ら↓
http://www.matsubakaikei.com/?p=83
前回やった事のうち、
1.完全に回収できない(相手方の倒産等)場合

をやります。
売掛金が回収できない・・・これは痛いです。

なぜかというと、

1.取引先が1社無くなる

2.入金予定が無くなる

3.原価(コスト)の支払は待ってはくれない

といったところです。
1.に至っては深刻で、少ない取引先のうちの1社が倒産すれば、今後自社ですから立ち居かなくなるかもしれません。
そしてこの時の損失を簿記では「貸倒損失」と言います。

貸倒損失/売掛金

です。

費用の増加

資産の減少
が同時に起きます。

つまり資産が目減りしてその分の費用がかさむ

言い方を変えれば

資産が費用になる・・・減価償却と同じ作用があります。
貸倒損失には全く好い事がないか?と言うと、1つだけあります。
それは「利益が下がるため税金が下がる」という作用です。

 

例えば、今年は利益が100円出たとします。

税率が40%と仮定すると

100円×40%で40円の税金となりますが、
貸倒損失が100円あると

(利益100円-貸倒損失100円)×40%で税金は0円となります。
キャッシュフローは
正常な場合
利益100円-税金40円=60円

貸倒損失ありの場合
利益100円-貸倒損失100円-税金0円=0円

と60円のマイナスですが・・・
でも貸倒損失100円よりは小さい・・・その差額が納税額の差なのです。
今から凄く難しい事を書きますから覚悟してください・・・
貸倒損失の100円の中には40円の「税金を下げる効果」が含まれています。
これを「税効果」と言います。
今日はここまでとします・・・