松葉税理士事務所

松葉税理士事務所の悪いところ
Part1

保険は売りません

節税というと、保険を連想する人がいます。
しかし、税金の世界にどっぷりとつかって、
所得税、法人税、相続税、贈与税まで俯瞰して眺めてみて
「どこで税金を支払ってどこにお金を貯めるか」を
考えますと、
税の世界だけでもやることがいっぱいあります。
また、保険は外部に資金が長く固定してしまって、
成長企業には足かせとなります。
保険は余程の場合がなければ使いません。
大事なのは仕組みづくり、
それは普段の食事のようなものです。

事業承継税制はやらない

事業承継税制は今や国策の様相で、
税理士会もパンフレットを
作って大ブームの様に思いますが、
私は絶対にやりません。
ほかの方法を考えます。
事業承継税制が成立した経緯は下記です。
まず①農地は承継しても
相続税・贈与税がかからない制度が出来ました。
②その後自宅や仕事に使っている土地の評価を
大幅に下げて
税金がかかりにくい制度が出来ました。
(但し①と②には決定的な違いがあります。
①農地は売却したら過去に支払わなかった
相続税・贈与税を遡って支払いますが、
②自宅等の土地は売却しても遡って支払いません。)

その後「農地や自宅等は税金がかからないのに
何で中小企業株だけ税金かかるの?」
という議論が起きました。
そして事業承継税制が鳴り物入りで成立しましたが、
中小企業株をその後売却したら
①農地コース(売却で過去の税金がかかる)をとるのか
②自宅等コース(売却で過去の税金がかからない)を
とるのかですが、
どうなったと思いますか?
なんと①農地コースをとりました。
売却したら遡って税金を支払うのです。
今後の企業の成長や分割、
売却または納税の仕組みづくりに
多大な影響を与えていきます。
これも保険と同じでまずは事業承継税制を
使わない方法を考えるべきと思います。